上京診療所は、2011年10月、上京病院の廃院、入院病床の法人内移動と共に、外来・在宅部門が独立し開所いたしました。
 運営母体は公益社団法人京都保健会で、全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)に加盟しており、「無差別 ・平等の医療と福祉の実現をめざす」ことを目的に、公益社団法人として無料低額事業に取り組んでいます。これは生計困難な方が経済的な理由によって必要な医療を受ける機会が制限されることのないよう、無料、または低額な費用で治療を受けていただく制度です。是非この制度の主旨を御理解いただき、必要な方が一人でも多く利用してくださいますことを願って止みません。

 地域に目を向けますと、急速に進む高齢化に伴い、医療分野にも様々な問題が山積しています。独居で通院に支障をきたすお年寄り、寝たきりを余儀なくされる方、認知症の方と生活する家族が抱える問題等々。私たちは、在宅医療活動を通 じて「家から外に出られない病気を抱えたお年寄り」のお役に立てるよう精一杯努力を続ける所存です。また、認知症の診断と治療の窓口としての機能を十分発揮できるよう研鑽を積んでまいります。

 働く人、地域で活動を続ける人々の健康を守ることは、診療所として課せられた最も重要な使命です。生活習慣病の管理はもちろん、大人から子供まで、CommonDisease(よくある病気)に適切に対処できるプライマリケア(第一線医療)の実践者でありたいと考えています。誰もが気軽にかかれる診療所を目指してまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます。

公益社団法人京都保健会 上京診療所 所長 高木幸夫